噂のカナレット展に行ってきました!
基本情報
- 場所:SOMPO美術館(東京)
- 会期:2024年10月12日(土)- 12月28日(土)
- 公式サイト:
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2023/canaletto/
(なんで年号2023なんだろう…)
- 巡回予定
- 【京都会場】2025年2月15日(土)〜4月13日(日)
- 京都文化博物館
- 【山口会場】2025年4月24日(木)〜6月22日(日)
- 山口県立美術館
- 【京都会場】2025年2月15日(土)〜4月13日(日)
カナレットといえば:リストランテ・ディ・カナレット
東京ディズニーシーのパラッツォカナル沿いにあるリストランテ・ディ・カナレット。

できた当初、日本最大のピザ窯があるって宣伝してた気がする。今でも最大なんでしょうか?

美味しいピザが出てくる。
正直に言うと、昔はカナレットをピザ職人だと思っていました。ごめんなさい。
だってリストランテ・ディ・カナレット(カナレットのレストラン)って言われたらカナレットがピザ作ってるのかなって思うじゃん…。ステラおばさんのクッキーではステラおばさんはクッキー職人(?)なのに…。きっと少なくない数の日本人がこのレストランをきっかけにカナレット=ピザ職人と誤解している可能性がある。いや、ないか。そんなわけでカナレットは画家です!

カナレットとヴェネツィアの輝き


新宿のSOMPO美術館についたらフォトスポットがお出迎えしてくれました。チケットを買って5階へ。

一部撮影不可のものもありますが、7-8割撮影OKだった印象です。

カナレットが描いた風景画は"ヴェドゥータ(Veduta)"と呼ばれる種類のものらしい。ViewとかVistaとかラテン語のVidere(見る)由来ワードの一つということで「見る、視界」的な意味なのだと受け取りました。ヴェドゥータは旅行でヴェネツィアを訪れた人がお土産的に買って行ったりしたんだとか。
解説を読んでいて面白かったのが、カナレットは画面の中でさりげなく建物の位置関係とかをずらして作品全体として映えるように調整するんですよね。神フォトショ職人???

こんな感じで「ここもう少し太さを変える」とかメモしながら作品を微調整していったらしいです。
そうやって綺麗に調整した"商品"だからこそお土産として人気が出たんだな〜というのが見えて面白かったですね。パークでもたまに「いや、その位置にビッグサンダーマウンテンは見えないだろ…」みたいなポスターがあるじゃないですか。あれも多分同じことですよね。写実性よりも見る人がイメージする「美しいパーク」に近づける努力をしている。

どんどん見ていくとカナレットのエンターテイナー精神に圧倒されます。展覧会のタイトルにもあるとおり「ヴェネツィアの輝き」を全力で画面の中に詰め込んでいる。後期の作品は間近で見ると文字通りキラキラしていて演出力がすごい。
ちなみにカナレットは画家として本格的に活動する前は舞台美術なども手がけていたそうです。やたらテーマパーク向きの経歴で笑ったwそういう意味ではカナレットはシンデレラ城の強化遠近法とかもすごく好きそうな気がします。より美しく見せるの大好きアーティストだから…。
閑話休題
親切な階段



音声ガイド
音声ガイドナビゲーターは、声優の浪川大輔さん。ところどころでカナレットも舞台美術を手がけたスカルラッティの曲が流れます。あの時代の空気や背景を音楽を通じて味わうことができて面白い仕掛けでした。どの曲なのかは是非現地で!
カメラ・オブスキュラ


ディズニーシーで見るアレ。カメラ・オブスキュラ体験コーナーもありました。
様々な輝き
カナレットはいろいろあってヴェネツィアだけじゃなくて、イギリスの景観画も描いてます。でもパッと見でヴェネツィアだと思っちゃった。先入観って怖い。

展示後半ではカナレット以外の画家が描いたヴェネツィアの風景画もたくさん見ることができます。それぞれの方向性の違いが面白い。
どこまでリアル?カナレットの肖像画
さて、カナレットが美しい景観画に仕上げるためなら改変修正をゴリゴリ入れるエンターテイナーだということがわかった今回の展覧会。そうなると俄然気になってくるのがカナレットの肖像画です。

修正大好きアーティストの肖像画。これ自体は別の画家が制作した作品ではあるのですが、どこまで素のままの本人なんでしょうね。楽しい歴史のミステリーです。
